专利摘要:
エネルギー発生システムであって、少なくとも1本のシャフトと、少なくとも1本のシャフトに関連付けられており、かつこの少なくとも1本のシャフトに対して移動することができる浮力手段であって、浮力手段が少なくとも1本のシャフトに対して移動することに起因して少なくとも1本のシャフトが縦軸線を中心に回転する、浮力手段と、浮力手段を移動させるため、浮力手段に流体を加える、もしくは、浮力手段から流体を排出する、またはその両方を行う手段と、少なくとも1本のシャフトに関連付けられているパワー発生手段と、を備えている、エネルギー発生システム。
公开号:JP2011506829A
申请号:JP2010538280
申请日:2008-12-19
公开日:2011-03-03
发明作者:ジェームズ コック
申请人:ジェームズ コック;
IPC主号:F03B17-02
专利说明:

[0001] 本発明は、流体力学的なエネルギー発生システムに関する。より詳細には、本発明は、液体媒体中の気体の浮力特性を利用する、流体力学的なエネルギー発生システム(または水圧エネルギー変換システム)に関する。]
背景技術

[0002] 従来、電力などのパワーの生成は、化石燃料(例えば、石炭、天然ガス、石油)を使用することによって達成されてきた。しかしながら、近年、化石燃料の埋蔵量が減少しており、さらには、パワーの生成に化石燃料を使用することが環境に影響を及ぼすため、パワーを生成するための、よりクリーンな代替方法が、ますます注目されるようになっている。]
[0003] これら代替のパワー発生技術(太陽光、風、波、地熱など)は、環境には相当に優しいが、パワー発生の効率が低い、既存の化石燃料技術と比較して設備建設コストが高い、外観的な魅力に欠ける(例えば風力発電地帯)ことに起因して、広く普及するには至っていない。]
[0004] したがって、環境に悪影響を及ぼすことなく効率的にパワーを生成するパワー発生装置を提供することが可能ならば、有利であろう。]
[0005] 本明細書において従来技術の文献を参照している場合、当然ながら、その参照は、その文献が豪州または他の国における共通の一般的知識であることを認めるものではないことを理解されたい。]
[0006] 本明細書全体を通じて、用語「備えている」およびその活用形は、特に明記していない限りは、記載されている以外の要素・ステップも含まれるものと解釈されたい。]
発明が解決しようとする課題

[0007] 本発明の目的は、上述した欠点の少なくともいくつかを克服するエネルギー発生システムを提供すること、もしくは、有用あるいは商業的な選択肢を提供することである。]
課題を解決するための手段

[0008] 本発明の広義の態様においては、エネルギー発生システムであって、少なくとも1本のシャフトと、少なくとも1本のシャフトに関連付けられており、かつ少なくとも1本のシャフトに対して移動することができる浮力手段(buoyant means)であって、自身が少なくとも1本のシャフトに対して移動することによって少なくとも1本のシャフトが縦軸線を中心に回転する、浮力手段と、浮力手段を移動させるため、浮力手段に流体を加える、もしくは、浮力手段から流体を排出する、またはその両方を行う手段と、少なくとも1本のシャフトに関連付けられているパワー発生手段と、を備えている、エネルギー発生システム、を提供する。]
[0009] 本発明の一態様においては、エネルギー発生システムであって、少なくとも部分的に第1の流体によって満たされている容器と、容器の中に配置されている少なくとも1本のシャフトと、少なくとも1本のシャフトに関連付けられており、かつ少なくとも1本のシャフトに対して移動することができる浮力手段であって、自身が少なくとも1本のシャフトに対して移動することによって少なくとも1本のシャフトが縦軸線を中心に回転する、浮力手段と、浮力手段に第2の流体を加える、もしくは、浮力手段から第2の流体を排出する、またはその両方を行う手段であって、第2の流体が第1の流体の密度とは異なる密度を有する、手段と、少なくとも1本のシャフトに関連付けられているパワー発生手段と、を備えている、エネルギー発生システム、を提供する。]
[0010] 本発明の好ましい実施形態においては、少なくとも1本のシャフトが縦軸線を中心に回転する結果として、パワー発生手段によってパワーが発生する。]
[0011] 第2の流体の密度が第1の流体の密度とは異なるならば、第1の流体および第2の流体は任意の適切な流体とすることができる。一般的には、第2の流体の密度が第1の流体の密度より小さく、しかしながら、流体の各密度の差を利用して浮力手段を移動させることを理解されたい。第1の流体および第2の流体は、液体、気体、溶液、またはこれらの組合せとすることができる。本発明の好ましい実施形態においては、第1の流体が水(真水または塩水)であり、第2の流体が空気である。]
[0012] 浮力手段はシャフトに対して移動し、シャフトが所定位置において回転することが好ましい。浮力手段に第2の流体が加わると、密度が高い方の第1の流体の中の浮力手段の浮力が増大し、浮力手段が容器の中で上向きに移動する。第2の流体が浮力手段から排出されると、浮力手段の浮力が減少し、浮力手段が容器の中で下向きに移動する。浮力手段は、任意の適切な手段を備えていることができるが、浮力手段は、膨張可能な容器を備えていることが好ましい。本発明の好ましい実施形態においては、第2の流体が容器内に漏れることと、第1の流体が浮力手段の中に漏れることとを防止するため、浮力手段は防水性かつ気密性である。]
[0013] 前述したように、浮力手段は少なくとも1本のシャフトに関連付けられている。浮力手段は、任意の適切な技術を使用してシャフトに結合することができる。しかしながら、本発明の好ましい実施形態においては、浮力手段は、実質的に円筒状、トロイド状、または、中央の中空通路を有する任意のその他の類似する形状として構築されている。この実施形態においては、シャフトは、浮力手段の中央の中空通路を貫通するようにされている。]
[0014] 本発明のいくつかの実施形態においては、1本または複数のシャフトに関連付けられている複数の浮力手段を存在させることができる。]
[0015] 浮力手段が少なくとも1本のシャフトに対していずれかの方向に移動することによって、少なくとも1本のシャフトが回転する。浮力手段もしくは少なくとも1本のシャフト、またはその両方は、少なくとも1本のシャフトの回転を増大させるようにされていることが好ましい。本発明の一実施形態においては、浮力手段は、1つまたは複数の係合手段を備えており、この係合手段は、少なくとも1本のシャフトと係合しており、浮力手段が少なくとも1本のシャフトに対して移動するとき、それに起因して少なくとも1本のシャフトが回転するようにされている。この係合手段は、任意の適切な形態とすることができるが、本発明の好ましい実施形態においては、係合手段は、シャフトの表面と係合するようにされている1つまたは複数の突起を備えている。1つまたは複数の突起は、浮力手段がシャフトに対して移動するときにそれに起因してシャフトが回転するような形状であることが好ましい。]
[0016] 本発明のいくつかの実施形態においては、1つまたは複数の突起は、シャフトの外面の相補部分と係合することができる。シャフトの外面の相補部分は、浮力手段がシャフトに対して移動するときにシャフトの回転を増大させる任意の適切な形態とすることができる。本発明のいくつかの実施形態においては、シャフトの外面に、溝や施条などを設けることができる。本発明の代替実施形態においては、シャフトの外面に、シャフトの全長の少なくとも一部分に沿って延びている1つまたは複数の連続的な螺旋溝を設けることができる。本発明のこの実施形態においては、浮力手段の1つまたは複数の突起がシャフトの1つまたは複数の螺旋溝と係合する。浮力手段がシャフトに対して移動するとシャフトが回転する。少なくとも1本のシャフトのそれぞれは、自身に関連付けられている1つまたは複数の浮力手段を有することができる。]
[0017] 浮力手段は、任意の適切な構造とすることができる。しかしながら、浮力手段は、少なくとも部分的に第2の流体によって満たされているときに浮力を有し、第2の流体が排出されたときに第1の流体よりも密度が高くなるように構築されていることが好ましい。このようにすることで、浮力手段を、中に含まれている第2の流体の量に応じて重力下において容器の中で上向きおよび下向きの両方に移動させることができる。浮力手段は、フレキシブルな膨張可能なカプセルとして構築する、または剛性の容器とする、またはこれらの組合せとすることができる。浮力手段は、自身が容器内で第1の流体の中を移動するときに抗力が小さい形状であることが好ましい。容器の中での浮力手段の移動を制御することによって、必要時にシャフトの回転を実質的に連続的に維持することができ、このことは、本パワー発生手段によってパワーを連続的に発生させ得ることを意味する。本発明の好ましい実施形態においては、浮力手段のサイズは、例えば、表面積と第1の流体の密度に基づく浮力の式に従って決定される。]
[0018] 容器内での浮力手段の下向きの移動は、重力下で達成することができる。しかしながら、本発明のいくつかの実施形態においては、容器の中での浮力手段の下向きの移動を発生させることを支援する重り(例えばバラスト)が、浮力手段に設けられている。この重りは任意の適切なタイプとすることができるが、本発明のいくつかの実施形態においては、重りは、容器の中に含まれている第1の流体に露出されるため、ステンレス鋼または類似する耐食性材料から構築されている。重りの質量は、交流発電機を作動させる、したがって電気を発生させるために要求されるトルクによって決めることができる。]
[0019] 本発明の別の実施形態においては、シャフトに対する浮力手段の移動を利用して、パワーを発生させることができる。本発明のこれらの実施形態においては、重りが回転子として機能し、シャフトが固定子として機能する、またはその逆とすることができる。回転子および固定子は任意の適切な配置構造とすることができ、例えば、シャフトを永久磁石として設ける、またはシャフトに磁気部分を設け、重り/浮力手段を1つまたは複数の電磁コイルとして設ける、または重り/浮力手段に1つまたは複数の電磁コイルを設ける(ただしこれらに限定されない)。このようにすることで、重りがシャフトに対して移動するとき、電流を発生させることができる。]
[0020] 代替形態として、浮力手段に磁気手段を設け、浮力手段がその往復運動時に中を動くことができる1つまたは複数のコイルを設けることができる。一般に、コイルはシャフトと同軸に取り付ける。]
[0021] この電流は、本エネルギー発生システム内で使用する、または、本エネルギー発生システムの外側の1つまたは複数の別の用途において使用することができる。]
[0022] 本発明のいくつかの実施形態においては、浮力手段がシャフトに対してなめらかに移動することを支援するガイド手段が、浮力手段に設けられている。このガイド手段は、任意の適切な手段、例えば、シャフトに平行に配置されているガイドポール)とすることができる。好ましくは、ガイド手段と係合し、浮力手段がなめらかに移動することを支援するようにされている、任意の適切な形態の係合手段が、浮力手段に設けられている。ガイド手段と、浮力手段およびガイド手段の係合とによって、浮力手段が回転することが防止され、これによって、少なくとも1本のシャフトの強制的な回転が支援されることが好ましい。]
[0023] シャフトの一方の端部はパワー発生手段に関連付けられていることが好ましい。シャフトの他方の端部は、容器の天井または床に適切に結合できるが、このシャフトの他方の端部が、移動しないように容器の表面に取り付けられていることは絶対的な条件ではない。しかしながら、シャフトが結合されている場合、シャフトが容器の中で縦軸線を中心に自由に回転できることは絶対的な条件である。本発明の最も好ましい実施形態においては、シャフトが容器の基部において支持体(例えばベアリング)に連結されており、シャフトの他方の端部は、容器の上部に配置されているパワー発生手段に関連付けられている。]
[0024] 容器は、任意の適切な形態、例えば槽(ただしこれに限定されない)とすることができる。容器の正確な寸法は、本発明の動作において特に重要ではない。あるいは、容器は、給水塔、鉱坑、水体(例えば湖や海)に浸されている管または円筒、または流体を中に含めることのできる任意のその他の場所または装置とすることもできることが理解されるであろう。]
[0025] 浮力手段に第2の流体を加える、もしくは、浮力手段から第2の流体を排出する、またはその両方を行う手段は、任意の適切な形態とすることができる。しかしながら、本発明の好ましい実施形態においては、本パワー発生システムには、第2の流体を蓄えておくことのできる少なくとも1つのリザーバが設けられている。この少なくとも1つのリザーバは、第2の流体の必要な体積を含んでいることができるならば、任意の適切な構造、形状、またはサイズとすることができる。本発明の好ましい実施形態においては、本パワー発生システムには2つのリザーバが設けられている。この実施形態においては、第1のリザーバが容器の下部に配置されており、第2のリザーバが容器の上部に配置されている。より好ましくは、第2のリザーバは、容器内の第1の流体の表面のすぐ上、またはすぐ下の高さに配置されている。本発明の少なくとも1つのリザーバは、容器の内側または外側のいずれかに設けることができる。]
[0026] 2つのリザーバが存在する本発明の実施形態においては、第1のリザーバは、容器の外側の供給源から第2の流体を取り込むようにすることができる。例えば、第2の流体が気体である場合、気体発生システム、ガスシリンダ、ガスブロワ、またはファンから気体を取り込むことができる。第2の流体が空気である場合、大気から直接取り込むことができる。]
[0027] 浮力手段は、第1のリザーバおよび第2のリザーバの両方と流体連通していることが好ましい。本発明のさらなる実施形態においては、第1のリザーバおよび第2のリザーバが、互いに直接的に流体連通していることもできる。リザーバの間の流体連通と、リザーバと浮力手段との間の流体連通は、適切な方法(例えば、供給管、ホース、導管、または第2の流体が中を流れることのできる任意の他の適切な装置)を使用して、達成することができる。本エネルギー発生システムには、第2の流体が中を流れることのできるフレキシブルなホースが設けられていることが好ましい。このホースは、任意の適切な材料から作製することができる。しかしながら、本発明の好ましい実施形態においては、耐久性のある耐食性材料からホースを作製することができる。このような材料としては、プラスチック、例えば、ポリプロピレン(ただしこれに限定されない)が挙げられる。]
[0028] 本発明のいくつかの実施形態においては、本エネルギー発生システムに、管、ホース、または導管等のための1つまたは複数のハウジング手段を設けることができる。ハウジング手段は、任意の適切なタイプとすることができる。ハウジング手段は、管、ホース、または導管等が、シャフトもしくは移動する浮力手段、またはその両方と絡み合うことが確実に防止されるようにされていることが好ましい。]
[0029] 本発明の代替実施形態においては、エネルギー発生システムに、1つまたは複数のドッキング手段を設けることができる。このドッキング手段は、第1のリザーバおよび第2のリザーバの少なくとも一方に関連付けることができる。ドッキング手段は、容器の中で浮力手段が移動するときに浮力手段と係合するようにすることができる。浮力手段とドッキング手段とが接触しているとき、第2の流体を浮力手段からリザーバに、またはリザーバから浮力手段に直接送り込むことができ、第2の流体が中を流れる管あるいはホースを不要とすることができる。ドッキング手段は、浮力手段がドッキング手段に接触しているときにのみ作動するようにされているならば、任意の適切な構造とすることができる。]
[0030] 第1のリザーバと浮力手段との間では、任意の適切な方法を使用して第2の流体を流すことができる。しかしながら、本発明の好ましい実施形態においては、第2の流体を浮力手段の中に送り込む手段が、第1のリザーバに設けられている。第2の流体を浮力手段の中に送り込む手段は、1つまたは複数のピストンを備えていることが好ましい。第2の流体が浮力手段の中に送り込まれると、浮力手段に浮力が生じて容器の中を上昇する。移動範囲の上限において、浮力手段から第2の流体を排出することができる。浮力手段から排出された流体は第2のリザーバに流れ込むことが好ましいが、この流体を大気中に直接送り出すこともできる(例えば、容器の上部から放出することによる)。浮力手段から流体を排出することによって、浮力手段が重力下で容器の中を下向きに移動する。]
[0031] 浮力手段から排出される流体は、第2のリザーバに蓄えておくことができる。本発明のさまざまな実施形態においては、第2のリザーバの中の流体を大気に放出して第2のリザーバ内の流体圧力を下げることができ、または、浮力手段の次の膨張のための準備として、圧力を等化させ、容器の外側から取り込まなければならない流体量を減少させる目的で、第2のリザーバの中の流体を第1のリザーバに戻すことができる。]
[0032] 本発明の代替実施形態においては、リザーバの間の流体の流れ、あるいはリザーバと浮力手段との間の流体の流れは、容器内におけるリザーバや浮力手段の相対的な位置に起因してリザーバの間に生じる圧力差を利用することによって、達成される。例えば、第1のリザーバの中の流体は、第1のリザーバが容器の底部に位置しているため、浮力手段の圧力よりも高い圧力を有する。したがって、第1のリザーバと浮力手段との間の弁が作動すると、相対的に高い圧力の第1のリザーバと相対的に低い圧力の浮力手段との間での流体の流れが自然に生じる。同様に、相対的に高い圧力の浮力手段から、相対的に低い圧力の第2のリザーバに第2の流体を送り込むときには、浮力手段と第2のリザーバとの間の弁を作動させることによって、相対的に高い圧力の浮力手段と相対的に低い圧力の第2のリザーバとの間での流体の流れが自然に生じる。このようにすることで、流体力学的なエネルギー発生システムに外部のエネルギー源から加える必要のあるエネルギーが最小限である。]
[0033] リザーバにおける弁の作動は、任意の適切な技術を使用して、例えば、外部の電源(例:バッテリー、商用電源、発電機、太陽電池、フライホイールシステム等、またはこれらの任意の組合せ)を設けることによって、達成することができる。しかしながら、弁を作動させるために使用される電源は、外部エネルギー(すなわち本システム以外によって生成されるエネルギー)を使用する必要性が最小になるように、または内部発生エネルギー(parasitic energy)として選択されることが好ましい。]
[0034] 本発明のいくつかの実施形態においては、第1のリザーバおよび第2のリザーバの少なくとも一方に、1つまたは複数のピストンが設けられている。本発明のこの実施形態においては、1つまたは複数のピストンが第1の方向に作動すると、流体がリザーバから浮力手段に送り込まれ、1つまたは複数のピストンが第2の方向に動くと、流体が浮力手段からリザーバに取り込まれる。]
[0035] 本発明の好ましい実施形態においては、リザーバの両方に1つまたは複数のピストンが設けられている。リザーバのそれぞれに対して個別のアクチュエータを設ける、または、両方のリザーバに共通のアクチュエータを使用することができる。本発明のいくつかの実施形態においては、一方のリザーバに関連付けられているピストンが作動して、そのリザーバから液体が強制的に排出されると、それと同時に、他方のリザーバに関連付けられているピストンが作動してそのリザーバの中に液体が取り込まれる。本発明のこの実施形態においては、往復ラム(reciprocating ram)(または「リバーススラスタ(reverse thruster)」)を使用して、ピストンを同時に作動させることができるが、任意の別の適切な技術も使用できることが当業者には理解されるであろう。]
[0036] 本発明の好ましい実施形態においては、リザーバ同士を相互に接続している、もしくは、リザーバと浮力手段とを相互に接続している、またはその両方である、管、ホース、または導管のすべてに、流体が一方向のみに流れるようにする1つまたは複数の手段が設けられている。この手段は、任意の適切なタイプ、例えば一方向弁または逆止弁とすることができる。]
[0037] パワー発生手段は、任意の適切な形態とすることができる。シャフトが回転することによってパワー発生手段が作動するように、シャフトがパワー発生手段に結合されていることが好ましい。このパワー発生手段は、任意の適切な形態、例えば、1つまたは複数の発電機、タービン、またはフライホイールシステムとすることができる(ただしこれらに限定されない)。シャフトの回転エネルギーをパワー発生手段に伝達する目的には、任意の適切な装置または技術を使用することができる。しかしながら、本発明の好ましい実施形態においては、ラチェット歯車システムを使用してシャフトの回転エネルギーをパワー発生手段に伝達する。ラチェット歯車システムは、通常、少なくとも一方向のシャフトの回転を防止する。]
[0038] 第1のリザーバの1つまたは複数のピストンを駆動する、もしくは、リザーバ同士あるいはリザーバと浮力手段とを相互に接続している流体ラインにおける逆止弁を作動させる、またはその両方を行うために要求されるエネルギーは、任意の適切なエネルギー源、例えば、商用電源、バッテリー、または発電機から提供することができる。しかしながら、本発明の好ましい実施形態においては、本パワー発生システムには、少なくとも1つの太陽エネルギー収集装置が設けられている。本発明のこの実施形態においては、太陽エネルギー収集装置は、1つまたは複数のピストン、もしくは1つまたは複数の弁、またはその両方を駆動するために要求されるエネルギーの少なくとも一部を提供することができる。このようにすることで、要求されるエネルギーが内部発生エネルギーによってまかなわれる。]
[0039] 1つまたは複数のピストンの表面積は、変数として、移動させる第2の流体の体積、第1の流体の密度、リザーバと第1の流体の表面との間の距離、のうちの1つまたは複数の関数として決定することができる。]
[0040] 次の表1および表2は、本発明の実施形態によるエネルギー発生システムを設計するための計算(エネルギー発生システムによって発生するパワー出力の要約を含む)を示している。]
[0041] ]
[0042] 次の表3は、本発明の実施形態によるエネルギー発生システムにおけるエネルギーおよび質量のバランスの計算を示している。]
[0043] さらなる態様においては、本発明は、広義には、エネルギー発生システムであって、ガイド手段と、ガイド手段に関連付けられている少なくとも1本の作動シャフトを含んでいるパワー発生手段と、ガイド手段に関連付けられている浮力手段と、浮力手段を移動させるため、浮力手段に流体を加える、もしくは、浮力手段から流体を排出する、またはその両方を行う手段と、を備えており、少なくとも1本の作動シャフトの回転が、浮力手段が少なくとも1本の作動シャフトに実質的に垂直な方向に移動することによって生じる、エネルギー発生システム、に関する。]
[0044] 本発明の別の態様においては、エネルギー発生システムであって、少なくとも部分的に第1の流体によって満たされている容器と、ガイド手段と、ガイド手段に関連付けられている少なくとも1本の作動シャフトを含んでいるパワー発生手段と、ガイド手段に関連付けられている浮力手段と、浮力手段に第2の流体を加える、もしくは、浮力手段から第2の流体を排出する、またはその両方を行う手段であって、第2の流体が第1の流体の密度とは異なる密度を有する、手段と、を備えており、少なくとも1本の作動シャフトの回転が、浮力手段が少なくとも1本の作動シャフトに実質的に垂直な方向に移動することによって生じる、エネルギー発生システム、が提供される。]
[0045] 上述したように、浮力手段はガイド手段に関連付けられている。浮力手段は、任意の適切な方法によってガイド手段を関連付けることができる。しかしながら、本発明の好ましい実施形態においては、浮力手段は、実質的に円筒状、トロイド状、または、中央の中空通路を有する任意のその他の類似する形状として構築されている。この実施形態においては、ガイド手段は、浮力手段における中央の中空通路を貫通するようにすることができる。あるいは、浮力手段をガイド手段に結合するようにされている1つまたは複数の結合手段を、浮力手段に設けることができる。結合手段は、浮力手段もしくはガイド手段、またはその両方に、固定的に取り付けることができる。しかしながら、結合手段は、ガイド手段と浮力手段とが少なくとも一方向において互いに対して動くことができるようにされていることが好ましい。結合手段は、任意の適切な構造とすることができる。例えば、結合手段は、実質的に円筒状、トロイド状、または、ガイド手段が中を通ることのできる中央の中空通路を有する類似する形状を備えていることができる。あるいは、結合手段は、浮力手段をガイド手段に少なくとも一時的に着脱自在に固定する、あるいは留めるための任意の適切な形態を備えていることができる。]
[0046] ガイド手段は、任意の適切なタイプまたは構造とすることができる。例えば、ガイド手段は、固定された手段、可動手段、またはこれらの組合せを備えていることができる。本発明のいくつかの実施形態においては、ガイド手段は、浮力手段の移動範囲の上限位置またはその近傍から、浮力手段の移動範囲の下限位置またはその近傍まで延びている少なくとも1本の細長い部材、を備えていることができる。この細長い部材は任意の適切な形態、例えば、チェーン、ケーブル、またはワイヤとすることができる(ただしこれらに限定されない)。]
[0047] 本発明のいくつかの実施形態においては、ガイド手段を巻き付けるもしくは繰り出す、またはその両方を行うことのできる1つまたは複数の格納装置(例えば、ドラム、スプール、スピンドル)を、ガイド手段に関連付けることができる。あるいは、ガイド手段を、無限ループの形において設けることができる。本発明のこの実施形態においては、ガイド手段がループに沿って確実にたどるようにされている1つまたは複数の軌道装置に、ガイド手段を関連付けることができる。この軌道装置は、任意の適切な形態、例えば、プーリーとすることができる(ただしこれに限定されない)。本発明の好ましい実施形態においては、ガイド手段の下端部に1つの軌道装置が設けられており、ガイド手段の上端部に第2の軌道装置が設けられている。]
[0048] 本発明の好ましい実施形態においては、軌道装置の少なくとも一方は、自身の軸線を中心として動く(例えば回転する)ようにされている。]
[0049] 本発明のいくつかの実施形態においては、少なくとも1本の作動シャフトを、少なくとも1つの回転可能な軌道装置に関連付けることができる。本発明のこの実施形態においては、軌道装置が回転することによって、少なくとも1本の作動シャフトが回転する。少なくとも1本の作動シャフトは、パワー発生手段に結合されていることが好ましく、したがって、少なくとも1本の作動シャフトが回転する結果としてパワー発生手段によってパワーが発生する。]
[0050] 少なくとも1本の作動シャフトは、浮力手段の移動方向に対して実質的に垂直な角度に配置されていることが好ましい。浮力手段の移動方向は実質的に垂直方向にあることが好ましく、したがって、少なくとも1本の作動シャフトは実質的に水平方向に配置されていることが好ましい。]
[0051] 本発明のいくつかの実施形態においては、浮力手段は、ガイド手段に対して少なくとも一方向に移動するようにされている。本発明の別の実施形態においては、浮力手段が少なくとも一方向に移動すると、それに対応してガイド手段が動く。好ましくは、浮力手段が移動すると、それに対応してガイド手段が一方向のみに動く。本発明のこの実施形態においては、浮力手段が第2の方向に移動するとき、ガイド手段は静止したままである。ガイド手段の対応する動きにつながる浮力手段の移動の方向は重要ではないが、本発明の好ましい実施形態においては、浮力手段が下向きに移動するとガイド手段が対応して動き、浮力手段が上向きに移動するときにはガイド手段は静止したままである。]
[0052] ガイド手段の対応する動きは、任意の適切な技術を使用して達成することができる。浮力手段が一方向に移動するときにガイド手段と係合するようにされている係合手段が、浮力手段(または結合手段(存在時))に設けられていることが好ましい。任意の適切な係合手段、例えば、1つまたは複数の締め付け具、挟み具、ラチェット、またはこれらの任意の組合せを使用することができる(ただしこれらに限定されない)。係合手段は、浮力手段が一方向に移動するときのみにガイド手段と係合するようにされていることが好ましい。したがって、係合手段は1つまたは複数のラチェットを備えていることが好ましい。]
[0053] 浮力手段が移動する結果としてガイド手段が対応して動くとき、ガイド手段がそのループに沿って動くように強制することができる。ガイド手段がそのループに沿って動くとき、ガイド手段の動きによって軌道装置の少なくとも一方が回転する。この回転可能な軌道装置は、少なくとも1本の作動シャフトに関連付けられていることが好ましく、すなわち、軌道装置が回転することによって少なくとも1本の作動シャフトが回転し、これによって、動きがパワー発生装置に伝達され、結果としてパワーが発生する。回転可能な軌道装置に保持手段(grippingmeans)が設けられていることが好ましく、この保持手段は、軌道装置とガイド手段との間の保持特性を向上させることにより、ガイド手段が動くと軌道装置が確実に回転するようにする。]
[0054] 第1の流体および第2の流体は、第2の流体の密度が第1の流体の密度とは異なっているならば、任意の適切な流体とすることができる。一般には、第2の流体の密度が第1の流体の密度より小さいが、流体の各密度の差を利用して浮力手段を移動させることを理解されたい。第1の流体および第2の流体は、液体、気体、溶液、またはこれらの組合せとすることができる。本発明の好ましい実施形態においては、第1の流体が水(真水または塩水)であり、第2の流体が空気である。]
[0055] 浮力手段は、任意の適切な構造とすることができる。しかしながら、浮力手段は、少なくとも部分的に第2の流体によって満たされているときに浮力を有し、第2の流体が排出されたときに第1の流体よりも密度が高くなるように構築されていることが好ましい。このようにすることで、浮力手段を、中に含まれている第2の流体の量に応じて重力下において容器の中で上向きおよび下向きの両方に移動させることができる。浮力手段は、フレキシブルな膨張可能なカプセルとして構築する、または剛性の容器とする、またはこれらの組合せとすることができる。浮力手段は、自身が容器内で第1の流体の中を移動するときに抗力が小さい形状であることが好ましい。容器の中での浮力手段の移動を制御することによって、必要時にシャフトの回転を実質的に連続的に維持することができ、このことは、本パワー発生手段によってパワーを連続的に発生させ得ることを意味する。本発明の好ましい実施形態においては、浮力手段のサイズは、例えば、表面積と第1の流体の密度に基づく浮力の式に従って決定される。]
[0056] 容器内での浮力手段の下向きの移動は、重力下で達成することができる。しかしながら、本発明のいくつかの実施形態においては、容器の中での浮力手段の下向きの移動を発生させることを支援する重り(例えばバラスト)が、浮力手段に設けられている。この重りは任意の適切なタイプとすることができるが、本発明のいくつかの実施形態においては、重りは、容器の中に含まれている第1の流体に露出されるため、ステンレス鋼または類似する耐食性材料から構築されている。本発明のいくつかの実施形態においては、重りは、浮力手段の基部の一部(または全体)を形成していることができる。重りの質量は、交流発電機を作動させる、したがって電気を発生させるために要求されるトルクによって決めることができる。したがって、エネルギーの発生または獲得は、少なくとも1本の作動シャフトが両方向に回転することによって行われる。したがって、浮力手段が上向きまたは下向きのいずれかに移動する結果として、少なくとも1本の作動シャフトによってエネルギーを発生させる、または獲得することができる。]
[0057] 本発明のいくつかの実施形態においては、浮力手段がガイド手段に対してなめらかに移動することを支援する位置決め(locating means)手段が、浮力手段に設けられている。この位置決め手段は、任意の適切な手段、例えば、ガイド手段に平行に配置されているポール、ケーブル、またはチェーンとすることができる。浮力手段には、位置決め手段と係合して、浮力手段がなめらかに移動することを支援するようにされている任意の適切な形態の係合手段、が設けられていることが好ましい。この係合手段は、任意の適切な材料から構築することができる。しかしながら、係合手段は、耐食性であるようにされていることが好ましい。さらには、係合手段は、注油型または自己潤滑性(self-lubricating)であることが好ましい。したがって、本発明の好ましい実施形態においては、係合手段は、海洋環境に適している高密度のプラスチックから作製することができる。本発明の好ましい実施形態においては、位置決め手段は、耐食性材料から構築されている。任意の適切な材料、例えばステンレス鋼を使用することができる(ただしこれに限定されない)。]
[0058] 本発明のいくつかの実施形態においては、1つまたは複数のガイド手段に関連付けられている複数の浮力手段を存在させることができる。]
[0059] 本エネルギー発生システムの動作の制御は、任意の適切な技術を使用して達成することができる。例えば、本エネルギー発生システムの動作を、手動で制御することができる。本発明の好ましい実施形態においては、本エネルギー発生システムの動作を、適切な自動手段を使用して制御することができる。本発明のいくつかの実施形態においては、本エネルギー発生システムに、電子制御システム、例えば、分散制御システム(DCS)を設けることができる。本発明のこの実施形態においては、電子制御システムに1つまたは複数のユーザインタフェースが設けられていることが好ましい。このユーザインタフェースは任意の適切な形態、例えば、1つまたは複数の画面、制御盤、計器盤、キーボード、またはこれらの任意の組合せとすることができる(ただしこれらに限定されない)。ユーザインタフェースは、使用者がシステムの自動制御を無効にすることと、特定の機能、例えば、システムの始動、停止、またはリセット(ただしこれらに限定されない)を実行できるようにする手段(例えば、ボタン、スイッチ、またはレバー)、を含んでいることが好ましい。]
[0060] 自動制御システムが使用される本発明の実施形態においては、自動制御モードと手動制御モードとの間でシステムを切り換えることが可能であることが好ましい。]
[0061] 自動制御システムには、任意の適切な電源、例えば、商用電源、発電機、バッテリー、またはこれらの任意の組合せ(ただしこれらに限定されない)を使用して給電することができる。本発明のいくつかの実施形態においては、自動制御システムを制御するために使用される電力の少なくとも一部分を、本エネルギー発生システムによって発生させることができる。]
[0062] 制御システムが使用される本発明の実施形態においては、容器の外側から容器の内側に延びているケーブル(例えば電気配線)を設けることが必要である。本発明のこの実施形態においては、装置の防水性が維持され、容器の中または容器の外に流体が漏れないようにするため、ケーブルが、容器の壁もしくは容器の基部、またはその両方に埋め込まれていることが好ましい。]
[0063] さらに別の態様においては、本発明は、広義には、エネルギー発生システムであって、少なくとも部分的に第1の流体によって満たされている容器と、容器の中に配置されている1つまたは複数の区画であって、第1の流体が1つまたは複数の区画に入ることが防止されている、1つまたは複数の区画と、ガイド手段と、ガイド手段に関連付けられている少なくとも1本の作動シャフトを含んでいるパワー発生手段であって、少なくとも1本の作動シャフトが少なくとも部分的に1つまたは複数の区画の中に配置されている、パワー発生手段と、ガイド手段に関連付けられている浮力手段と、浮力手段に第2の流体を加える、もしくは、浮力手段から第2の流体を排出する、またはその両方を行う手段であって、第2の流体が第1の流体の密度とは異なる密度を有する、手段と、を備えており、少なくとも1本の作動シャフトの回転が、浮力手段が少なくとも1本の作動シャフトに実質的に垂直な方向に移動することによって生じる、エネルギー発生システム、に関する。]
[0064] 本発明のいくつかの実施形態においては、作動シャフトの回転速度を増大させる1つまたは複数の手段を、ガイド手段に設けることができる。任意の適切な手段を使用することができる。本発明の好ましい実施形態においては、ガイド手段に1つまたは複数の重りが設けられている。1つまたは複数の重りは、1つまたは複数の区画の中に配置されていることが好ましい。したがって、ガイド手段が動くとき、1つまたは複数の重りの質量によってガイド手段の動きの速度が増大し、これによって作動シャフトの回転速度が高まる。1つまたは複数の重りの移動は、制御する、または自由落下(浮力手段が第1の流体の中を移動するときの抗力を考慮する場合にはほぼ自由落下)とすることができる。しかしながら、一般的には、第1の流体の圧力下で第2の流体が浮力手段から排出されるため、浮力手段の抗力は最小化される。]
[0065] さらには、1つまたは複数の重りが移動することによって、1つまたは複数の装置、例えばコンプレッサを作動させることもできる。任意の適切なコンプレッサを使用することができる。1つまたは複数の装置によって発生する圧力を蓄えておき、任意の適切な回転装置または発電装置(例:タービン)に適切なタイミングにおいて解放することができる。]
[0066] 本発明のいくつかの実施形態においては、複数の浮力手段を設けることができる。]
[0067] 本明細書に記載した本発明のすべての態様および実施形態において、パワー発生手段は、システム内の任意の適切な位置に配置することができる。本発明のいくつかの実施形態においては、パワー発生手段は、システムの上部領域に(例えば、容器の上端部、場合によっては容器の上に)配置することができる。あるいは、パワー発生手段をシステムの下部領域に(例えば、容器の下端部、場合によっては容器の下に)配置することができる。パワー発生手段を容器の下部領域(すなわち地面の高さ)に配置するメリットは、パワー発生手段に要求される支持構造が軽減することと、保守目的などの場合にパワー発生手段へのアクセスの容易性が高まることである。]
[0068] 以下では、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。]
図面の簡単な説明

[0069] 本発明の実施形態によるエネルギー発生システムの断面図を示している。
本発明の実施形態による浮力手段の詳細図を示している。
本発明の実施形態による第1のリザーバの詳細図を示している。
本発明の代替実施形態による第1のリザーバの詳細図を示している。
本発明の実施形態によるエネルギー発生システムの断面図を示している。
本発明の代替実施形態によるエネルギー発生システムの断面図を示している。
本発明の実施形態による作動シャフトおよび歯車を示している。
本発明の実施形態による作動シャフトおよび歯車を示している。
本発明の代替実施形態によるパワー発生システムを示している。
本発明の実施形態による往復ラムアセンブリを示している。
本発明の実施形態による往復ラムアセンブリを示している。
本発明の実施形態による往復ラムアセンブリを示している。
本発明の実施形態による回転子/固定子アセンブリを示している。]
実施例

[0070] 図面は、本発明の好ましい実施形態を図解することを目的として提供するものであり、本発明は図面に示した特徴のみに制限されないことを理解されたい。]
[0071] 図1には、本発明の実施形態によるエネルギー発生システム10を示してある。このエネルギー発生システム10は、水槽(water tank)の形における容器11と、縦軸線を中心に回転可能なシャフト12とを備えている。シャフト12には、螺旋ねじ形状13(helical screw shape)が設けられている。シャフトは、その下端部においてベアリング16に結合されており、ベアリング16は、シャフト12がその縦軸線を中心に自由に回転できるようにしている。シャフト12は、その上端部において、フライホイールシステムの形におけるパワー発生手段17に結合されている。シャフト12の回転エネルギーは、ラチェット歯車システム20を使用することによってパワー発生手段17に伝達することができる。] 図1
[0072] 膨張可能なカプセルの形における浮力手段14が設けられており、シャフト12に関連付けられている。浮力手段14には、浮力手段14がシャフト12に対してなめらかに移動することを支援するワイヤまたはポールの形におけるガイド手段15が設けられている。]
[0073] システム10には、容器11の下部に配置されている第1のリザーバ18と、容器11の上部に配置されている第2のリザーバ19とが設けられている。第1のリザーバ18は、空気取入口21を通じて大気から空気を取り込む。第1のリザーバ内の圧力が所定の値に達するとピストン22が作動し、空気が第1のホース23を通じて浮力手段14に送り込まれる。第1のリザーバ18からの空気によって浮力手段14が膨張すると、空気の密度によって浮力手段14の密度が容器11内の流体25(例えば真水または塩水)よりも小さくなるため、浮力手段14が容器11の中を上向きに移動し始める。これによって、シャフト12が回転してパワー発生手段が作動することにより、パワーが発生する。]
[0074] 浮力手段14がその移動範囲の上限に達すると、浮力手段14の中の空気が第2のホース24を通じて第2のリザーバ19に流れ込む。浮力手段14から空気が排出されると、浮力手段14は、バラスト(隠れて見えない)の支援によって重力下で容器11の中を下向きに移動する。浮力手段14から空気が排出されることによって、浮力手段14は容器11の中の流体25よりも密度が高くなり、したがって、浮力手段が流体25の中で沈む。浮力手段14が下向きに移動することによって、シャフト12が回転してパワー発生手段17が作動することにより、パワーが発生する。]
[0075] 第2のリザーバ19に蓄えられる空気は、第2のリザーバ19の中の圧力が高くなりすぎた場合、通気口26を通じて空気を大気に放出することができる。あるいは、空気を第2のリザーバ19から第3のホース27を通じて第1のリザーバ18に送り込むことができ、この場合、浮力手段14がその移動範囲の下限に達して第1のリザーバ18からの空気によって再び膨張しなければならないとき、第1のリザーバ18に取り込まなければならない空気が少なくてすむ。]
[0076] すべてのホース23,24,27には、システム10の中を一方向のみに空気が流れるようにする逆止弁28が設けられている。]
[0077] 容器11には、必要に応じて換気装置29を設けることができる。さらに、必要に応じてシステム10における保守を行うことができるように、階段30の形におけるアクセス手段とアクセス用構台31とを容器11に設けることもできる。]
[0078] さらには、ピストン22および逆止弁28を駆動するのに要求されるエネルギーの少なくとも一部分を発生させるための太陽エネルギー収集装置32をシステム10に設けることができる。太陽エネルギー収集装置32によって生成されるエネルギーは、システム10の位置を示すためのライトまたはビーコン33に給電する目的に使用することもできる。]
[0079] 図2には、本発明の実施形態による浮力手段14を示してある。この浮力手段14は、膨張可能なカプセル34を備えている。この図は、膨張可能なカプセル34の壁の形状として、膨張したとき(35)および収縮したとき(36)を示している。空気は、ホース23を通じてカプセル34に入り、ホース24を通じてカプセルから出る。] 図2
[0080] さらに、浮力手段14は、カプセル34に取り付けられているスリーブ37を備えており、このスリーブ37には突起(隠れて見えない)が設けられており、突起は、シャフト12の螺旋ねじ13と係合し、これによって、浮力手段14がシャフト12に対して移動するときシャフト12が回転する。スリーブ37には、カプセル34が収縮するときに浮力手段14が下向きに移動することを支援するバラスト38、例えばステンレス鋼の重りが設けられている。]
[0081] 浮力手段14は、ポールの形におけるガイド手段15に関連付けられている。浮力手段14は一対の係合手段39を備えており、この係合手段39は、ガイド手段15と係合し、浮力手段14がシャフト12に対してなめらかに移動することを支援する。]
[0082] 図3には、本発明の一実施形態による第1のリザーバ18を示してある。このリザーバ18には空気取入口21を通じて空気が取り込まれる。リザーバ18は、ばね40に関連付けられているピストン22を含んでおり、ピストン22には、流体の漏れを防止するシール41が設けられている。] 図3
[0083] 矢印42の方向に圧力、例えば静水圧がかかると、ピストンがリザーバ18の左の方に動いてばね40を圧縮し、流体が流体排出口43から送り出される。ピストン22の動きを戻すためのモーター44が設けられている。]
[0084] リザーバ18は、容器の床(図示していない)に固定手段45を使用して固定することができる。]
[0085] 図4には、第1のリザーバ18の代替構造を示してある。本発明のこの実施形態においては、リザーバ18は、第1の流体25を含んでいる容器11の中に収容されている。空気取入口21を通じて空気がリザーバ18に入り、リザーバ18の中のチャンバ46内に保持される。リザーバはピストン22を含んでおり、このピストン22がリザーバ18の左の方に動くことによって、チャンバ46内の空気が空気排出口43を通じて送り出される。] 図4
[0086] ピストン22の動きはモーター47の作動によって達成され、モーター47は、外面に螺旋ねじが設けられているシャフト48の回転を駆動する。モーター47は、ラチェット歯車機構49を通じて回転エネルギーをシャフト48に伝達する。機構49には、容器11の内面におけるばね荷重式シール50が設けられている。]
[0087] 逆止弁28の開閉と、モーター47の作動とを制御する目的には、アクチュエータ51を使用することができる。]
[0088] 図5には、本発明の実施形態による、一対の浮力手段14が存在するエネルギー発生システム10を示してある。浮力手段14のそれぞれは、自身のシャフト12に関連付けられており、互いに独立して容器11の中で上向きおよび下向きに移動することができる。] 図5
[0089] 図6には、本発明の代替実施形態を示してある。本発明のこの実施形態においては、浮力手段60は、円筒スリーブの形における結合手段61を備えており、チェーンの形におけるガイド手段62が結合手段61の中を通っている。チェーン62は無限ループとして設けられており、上側の軌道装置63と下側の軌道装置64とに掛けられている。上側の軌道装置63と下側の軌道装置64は、いずれもプーリーの形である。上側の軌道装置63は、容器(図示していない)の上壁(図示していない)にブラケット65を介して固定することができ、下側の軌道装置64は、容器(図示していない)の下壁(図示していない)にブラケット66を介して固定することができる。] 図6
[0090] 結合手段61には、ラチェットの形における係合手段(隠れて見えない)が設けられており、この係合手段は、浮力手段60が下向きに移動するときにチェーン62の爪と係合する。したがって、浮力手段60が下向きに移動するとチェーン62も動き、これによって、上側軌道装置63および下側軌道装置64の両方が右回りに回転する。上側軌道装置63および下側軌道装置64には、チェーン62の爪の形状に対応する一連の凹凸(indentations)が設けられている。このようにすることで、チェーン62が凹凸67に着座して軌道装置(63,64)が保持され、これによって軌道装置(63,64)が確実に回転する。]
[0091] 図6に示した本発明の実施形態においては、作動シャフト68は上側軌道装置63に関連付けられており、したがって、上側軌道装置63が回転することによって作動シャフト68が回転する。作動シャフト68は、浮力手段60の移動方向に実質的に垂直に配置されている。作動シャフト68はパワー発生手段(図示していない)に関連付けられており、したがって、作動シャフト68の回転がパワー発生手段(図示していない)に伝達され、結果としてパワーが発生する。] 図6
[0092] 本発明のこの実施形態においては、ケーブルの形における位置決め手段69を設けることができる。位置決め手段69は、ケーブル69が中を通る第2の結合手段70によって、浮力手段60に関連付けることができる。ケーブル69は、浮力手段60のなめらかな移動を確保する役割を果たす。]
[0093] 図7および図8には、シャフト12と歯車71とを示してある。シャフト12には螺旋ねじ形状13が設けられており、歯車71には複数の突起73を有する内径部72が設けられており、これらの突起73は、シャフト12の表面の螺旋溝に整列するようにされている。使用時、(図8に示したように)シャフト12は内径部72から突き出しており、歯車71は浮力手段(図示していない)に結合されるようにされており、したがって、浮力手段がシャフト12に対して移動するとき、浮力手段の移動に起因して突起73が螺旋溝と係合し、これによってシャフト12が回転する。] 図7 図8
[0094] 図9は、本発明の代替実施形態によるエネルギー発生システム74を示している。このシステム74は、「ウェット」区画(すなわち流体によって満たされている)76と、中に流体が存在しない1つまたは複数の「ドライ」区画(この場合には一対のドライ区画77,78)とを有する容器75を備えている。ドライ区画は、容器75と一体に形成する、または個別に形成して容器75に固定することができる。ドライ区画は、任意の適切な材料、例えば、コンクリート、鋼、ガラス繊維、プラスチック、またはこれらの任意の組合せ(ただしこれらに限定されない)から作製することができる。] 図9
[0095] さらに、システム74は、収縮可能な浮袋状構造を有する一対の浮力手段79を備えている。浮力手段79はガイド手段89に関連付けられており、このガイド手段89は、容器75の中で浮力手段79が上向きおよび下向きになめらかに移動するようにする。]
[0096] 図9に示した本発明の実施形態においては、流体のリザーバ86が容器75の基部に配置されている。空気の形での流体が取入口87を通じてリザーバ86に入り、その一方で、浮力手段79から出る流体は弁88を通じて放出される。放出された流体は、大気に吐き出す、またはリザーバ86に再循環させることができる。] 図9
[0097] 浮力手段79のそれぞれは、チェーンまたはロープ80の一方の端部に結合されるようにされている。チェーンまたはロープ80の他方の端部には重り82が結合されている。チェーンまたはロープ80は一連のプーリー81に関連付けられており、したがって、浮力手段79が膨張して気体によって満たされると、浮力手段79の浮力が重り82の質量よりも大きく、浮力手段79が容器の中で上昇する。浮力手段79が収縮すると、浮力手段79の浮力よりも重り82の質量が大きく、浮力手段79が容器75内で沈む。]
[0098] 図9に示した本発明の実施形態においては、重り82はドライ区画77,78の中に配置されている。この理由はいくつかあり、その1つとして、重り82をドライ区画77,78の中に配置することによって下向きの重り82の速度が増大し、したがって、システム74によって発生するエネルギーが増大するためである。] 図9
[0099] 重り82は第2のロープまたはチェーン83に関連付けられており、したがって、重り82が垂直に移動する結果として、第2のロープまたはチェーン83が一対のスプロケット84の周囲を回転する。パワー(例:電力)を発生させる目的で、第2のロープまたはチェーン83の回転によって発生する回転エネルギーがパワー発生装置85(例えばタービン)に伝達される。]
[0100] 図10には、本発明の実施形態による往復ラムアセンブリ90を示してある。往復ラムアセンブリ90は、ベアリング92によって所定の位置に保持されている共通のシャフト91を備えている。シャフト91の一方の端部93は、回転を付与する装置、例えばモーター(図示していない)に結合されるようにされている。シャフト91は、支持体94および基部95によって所定の位置に保持されている。シャフト91にはキー97を介して駆動ホイール96が固定されている。駆動ホイール96は、中間ホイール100の歯車に合致する歯車98を有する。駆動ホイール96の歯車に合致する歯車102を有する送出ホイール101も設けられており、送出ホイール101および駆動ホイール96は、回転可能である、またはシャフト91に固定されている。] 図10
[0101] 中間ホイール100は第2のシャフト103に配置されており、第2のシャフト103は、中間ホイールを所定の位置に保持するクリップ104と、ストッパー105とを有する。シャフト103には、凹部99と係合するラチェットアセンブリピン106が取り付けられている。シャフト103は、自身が左回りに回転するとき中間ホイールと係合する。同様に、シャフト103は、自身が右回りに回転するとき凹部99から解放される。中間ホイールの動きは、駆動ホイール96が回転することによって生じる。負荷が存在しないとき、送出ホイール101は中間ホイール100を介して駆動ホイール96とともに自由に回転する。しかしながら、駆動ホイール96にトルクがかかると、中間ホイール100が係合し、送出ホイール101と係合して駆動ホイール96と同じ方向に回転する。アセンブリ90を駆動するためのパワーは内部発生パワーであることが好ましい。]
[0102] 図11には、容器107の外側(容器の基部)に取り付けられているときのリザーバ106を示してある。このリザーバ106は、リザーバ106の中で自由に動くピストンディスク108を備えている。ピストンディスク108は一連のベローズ109に取り付けられており、これらのベローズ109が圧縮されると、空気が加圧されて排出口110を通じてリザーバから排出され、ピストンディスク108が駆動ロッド112によって戻されると、一方向弁111を通じて空気が入ることができる。駆動ロッド112は、図10に示した往復ラムに位置113において結合されている、または往復ラムによって駆動される。] 図10 図11
[0103] 図12には、第1のリザーバ114および第2のリザーバ115を示してある。これらのリザーバ114,115は、容器(図示していない)の基部に配置されている。リザーバ114,115のそれぞれには、駆動ロッド117に結合されている一対のピストンディスク116,116Aが設けられている。これらの駆動ロッド117は、往復ラム118に結合されている。一対のピストンディスク116,116Aは、リザーバ114,115のそれぞれを実質的に2つのチャンバに分割しており、2つのチャンバのそれぞれは、同じ流体または異なる流体を保持するようにすることができる。] 図12
[0104] 往復ラム118が作動して第1のリザーバ114の中でピストンディスク116,116Aが強制的に下向きに動かされると、第1の取入口119を通じて流体が取り込まれると同時に、第2の排出口120を通じて流体が追い出され、ピストンディスク116,116Aが強制的に上向きに動かされると、第1の排出口121を通じて流体がリザーバ114から追い出されると同時に、第2の取入口122を通じて流体がリザーバ114に取り込まれる。同様の配置構造は、第2のリザーバ115にも存在している。]
[0105] 往復ラム118には、油圧ラム123(hydraulic ram)によって動力供給することができる。油圧ラム123は、往復ラム118に動力の一部を提供するのみであることが好ましい。往復ラム118には、内部発生パワーを使用して動力供給することが好ましい。]
[0106] 図13には、本発明の実施形態による回転子/固定子アセンブリを示してある。本発明のこの実施形態においては、浮力手段(図示していない)がケーブル125を介して回転子124に結合されている。回転子124はバラストとして機能し、したがって、浮力手段(図示していない)から流体が排出されると、回転子124の重さによって浮力手段が沈む。したがって、回転子124が固定子シャフト126に対して下向きに移動すると、電流が発生する。] 図13
[0107] 同様に、浮力手段(図示していない)が膨張すると、浮力手段(図示していない)の浮力が回転子124の重さよりも大きくなり、浮力手段(図示していない)が上昇する。回転子124が固定子シャフト126に対して上向きに移動すると、電流が発生する。]
[0108] 具体的に記載した以外に、本発明のバリエーションおよび修正形態を創案できることが、当業者には理解されるであろう。本発明は、その概念および範囲に含まれるそのようなバリエーションおよび修正形態のすべてを包含することを理解されたい。]
权利要求:

請求項1
エネルギー発生システムであって、少なくとも1本のシャフトと、前記少なくとも1本のシャフトに関連付けられており、かつ前記少なくとも1本のシャフトに対して移動することができる浮力手段であって、前記浮力手段が前記少なくとも1本のシャフトに対して移動することに起因して前記少なくとも1本のシャフトが縦軸線を中心に回転する、前記浮力手段と、前記浮力手段を移動させるため、前記浮力手段に流体を加える、もしくは、前記浮力手段から流体を排出する、またはその両方を行う手段と、前記少なくとも1本のシャフトに関連付けられているパワー発生手段と、を備えている、エネルギー発生システム。
請求項2
エネルギー発生システムであって、少なくとも部分的に第1の流体によって満たされている容器と、前記容器の中に配置されている少なくとも1本のシャフトと、前記少なくとも1本のシャフトに関連付けられており、かつ前記少なくとも1本のシャフトに対して移動することができる浮力手段であって、前記浮力手段が前記少なくとも1本のシャフトに対して移動することに起因して前記少なくとも1本のシャフトが縦軸線を中心に回転する、前記浮力手段と、前記浮力手段に第2の流体を加える、もしくは、前記浮力手段から第2の流体を排出する、またはその両方を行う手段であって、前記第2の流体が前記第1の流体の密度とは異なる密度を有する、前記手段と、前記少なくとも1本のシャフトに関連付けられているパワー発生手段と、を備えている、エネルギー発生システム。
請求項3
前記少なくとも1本のシャフトが縦軸線を中心に回転する結果として、前記パワー発生手段によってパワーが発生する、請求項1または請求項2に記載のエネルギー発生システム。
請求項4
前記第2の流体の前記密度が前記第1の流体の前記密度より小さい、請求項2または請求項3に記載のエネルギー発生システム。
請求項5
前記第1の流体が水であり、前記第2の流体が空気である、請求項2から請求項4のいずれかに記載のエネルギー発生システム。
請求項6
前記浮力手段に前記流体が加わることに起因して前記浮力手段が前記容器の中で上昇し、前記浮力手段から前記流体が排出されることに起因して前記浮力手段が前記容器の中で沈む、請求項1から請求項5のいずれかに記載のエネルギー発生システム。
請求項7
前記浮力手段が、前記シャフトが貫通するようにされている中央の中空通路、を備えている、請求項1から請求項6のいずれかに記載のエネルギー発生システム。
請求項8
前記少なくとも1本のシャフトが、その外面に1本または複数の螺旋溝を備えている、請求項1から請求項7のいずれかに記載のエネルギー発生システム。
請求項9
前記浮力手段が、前記少なくとも1本のシャフトの前記外面上の前記1本または複数の螺旋溝と係合するようにされている1つまたは複数の突起、を備えている、請求項8に記載のエネルギー発生システム。
請求項10
前記(1つまたは複数の)流体が1つまたは複数のリザーバに蓄えられている、請求項1から請求項9のいずれかに記載のエネルギー発生システム。
請求項11
前記1つまたは複数のリザーバが前記浮力手段と流体連通している、請求項10に記載のエネルギー発生システム。
請求項12
2つまたはそれ以上の浮力手段を備えている、請求項1から請求項11のいずれかに記載のエネルギー発生システム。
請求項13
エネルギー発生システムであって、ガイド手段と、前記ガイド手段に関連付けられている少なくとも1本の作動シャフトを含んでいるパワー発生手段と、前記ガイド手段に関連付けられている浮力手段と、前記浮力手段を移動させるため、前記浮力手段に流体を加える、もしくは、前記浮力手段から流体を排出する、またはその両方を行う手段と、を備えており、前記少なくとも1本の作動シャフトの回転が、前記浮力手段が前記少なくとも1本の作動シャフトに実質的に垂直な方向に移動することによって生じる、エネルギー発生システム。
請求項14
エネルギー発生システムであって、少なくとも部分的に第1の流体によって満たされている容器と、ガイド手段と、前記ガイド手段に関連付けられている少なくとも1本の作動シャフトを含んでいるパワー発生手段と、前記ガイド手段に関連付けられている浮力手段と、前記浮力手段に第2の流体を加える、もしくは、前記浮力手段から第2の流体を排出する、またはその両方を行う手段であって、前記第2の流体が前記第1の流体の密度とは異なる密度を有する、前記手段と、を備えており、前記少なくとも1本の作動シャフトの回転が、前記浮力手段が前記少なくとも1本の作動シャフトに実質的に垂直な方向に移動することによって生じる、エネルギー発生システム。
請求項15
前記浮力手段が、前記ガイド手段が貫通するようにされている中央の中空通路、を備えている、請求項13または請求項14に記載のエネルギー発生システム。
請求項16
前記ガイド手段が細長い部材を備えている、請求項13から請求項15のいずれかに記載のエネルギー発生システム。
請求項17
前記細長い部材が、チェーン、ケーブル、ワイヤ、または類似する要素である、請求項16に記載のエネルギー発生システム。
請求項18
前記浮力手段が移動する結果として、前記ガイド手段がそれに対応して動く、請求項13から請求項17のいずれかに記載のエネルギー発生システム。
請求項19
前記浮力手段が第1の方向に移動する結果として、前記ガイド手段がそれに対応して動くが、前記浮力手段が第2の方向に移動するときには、前記ガイド手段がそれに対応して動かない、請求項18に記載のエネルギー発生システム。
請求項20
前記ガイド手段が、1つまたは複数の回転可能な軌道手段に関連付けられており、前記ガイド手段が動く結果として、前記1つまたは複数の回転可能な軌道手段が回転する、請求項13から請求項19のいずれかに記載のエネルギー発生システム。
請求項21
前記回転可能な軌道手段が、前記作動シャフトに結合されるようにされており、前記回転可能な軌道手段が回転する結果として、前記作動シャフトが回転する、請求項20に記載のエネルギー発生システム。
請求項22
エネルギー発生システムであって、少なくとも部分的に第1の流体によって満たされている容器と、前記容器の中に配置されている1つまたは複数の区画であって、前記第1の流体が前記1つまたは複数の区画に入ることが防止されている、前記1つまたは複数の区画と、ガイド手段と、前記ガイド手段に関連付けられている少なくとも1本の作動シャフトを含んでいるパワー発生手段であって、前記少なくとも1本の作動シャフトが少なくとも部分的に前記1つまたは複数の区画の中に配置されている、前記パワー発生手段と、前記ガイド手段に関連付けられている浮力手段と、前記浮力手段に第2の流体を加える、もしくは、前記浮力手段から第2の流体を排出する、またはその両方を行う手段であって、前記第2の流体が前記第1の流体の密度とは異なる密度を有する、前記手段と、を備えており、前記少なくとも1本の作動シャフトの回転が、前記浮力手段が前記少なくとも1本の作動シャフトに実質的に垂直な方向に移動することによって生じる、エネルギー発生システム。
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